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■連合艦隊壊滅ス!■

比島沖海戦 (1944.10.24−25)

海戦の推移
 昭和19年10月 連合艦隊は、フィリピンのレイテ湾へ上陸を開始した米軍を撃破し、米軍のフィリピン奪還を阻止するため、後に比島沖海戦として知られることになる、その総力を挙げた捷一号作戦を発動した。 この捷一号作戦とは、先のマリアナ沖海戦で空母と艦載機戦力の大半を失っていた連合艦隊でも効果を得られそうな苦肉の策的作戦で、空母機動部隊である小沢艦隊を囮としてハルゼー提督の米機動部隊を北方へ誘引し、その隙を突いて戦艦大和、武蔵、長門をはじめとする栗田艦隊や、旧式戦艦扶桑、山城を主力とする西村艦隊がレイテ湾へ突入して米軍上陸部隊を殲滅するという連合艦隊の総力を挙げて行われる当時の作戦常識を破る壮大な奇策であった。
 この常識破りの奇策は、ハルゼー提督の米機動部隊を見事に陥れ、栗田艦隊は、その隙を突いて米軍護衛空母部隊を排除しつつレイテ湾至近まで到達し、作戦は8割方成功したように見えた。しかし、何故かそこで栗田艦隊は、反転して退却を開始した。この退却は、後世に「栗田艦隊 謎の反転」と呼ばれ、太平洋戦争の代表的な謎のひとつとされることになる。
 また、別行動を取っていた西村艦隊は、栗田艦隊の反転を知らずにレイテ湾目指して進撃し、キンケード提督の米国第7艦隊の待ち伏せに遭い全滅に近い大損害を受け敗走した。
 結局、この海戦で連合艦隊は、戦艦武蔵、扶桑、山城、空母瑞鶴以下4隻、重巡多数を含む多くの艦艇と航空機を失い事実上壊滅したのである。
<制作:EEG 相曽 / 監修:(株)チキンヘッド 南>

レイテ沖海戦 1 太平洋戦争を闘った将星たち 2 図解・空母機動部隊 3 アメリカ海軍機動部隊 4 日本軍艦史 5
書籍紹介
 このレイテ沖海戦の全体像を簡単に掴むには「レイテ沖海戦(歴史群像 太平洋戦史シリーズ)」が最適だろう。
 また、「図解・空母機動部隊 (コンバットAtoZシリーズ 7)」「アメリカ海軍機動部隊-英和対訳対日戦闘報告/一九四五- 」でも当時の空母と空母機動部隊、そして比島沖海戦に付いてが扱われていてお勧めである。

 レイテ沖海戦に参加した艦艇に興味があるなら「日本軍艦史(世界の艦船 第500集)」「第2次大戦のアメリカ軍艦(世界の艦船 第337集)」等の世界の艦船別冊シリーズを手元に置いておくことで大いに役立つ事だろう。
 さらに一歩踏み込んで米戦艦群の待ち伏せに遭い悲劇的な最後を遂げた戦艦扶桑を詳しく解説した「戦艦「扶桑」図面集」を読んでみるのも戦史通として一興だろう。

 レイテ沖海戦は、戦艦大和や武蔵を筆頭とする水上艦艇の活躍に注目されがちだが、小沢艦隊の献身的囮作戦や、初めて実施された神風特別攻撃隊、そして戦艦武蔵を撃沈した米軍艦載機部隊等の航空機の活躍も忘れてはいけない。これら航空機の活躍に付いては、両軍の航空戦や神風特攻隊を扱った「大いなる零戦の栄光と苦闘 (日本軍用機戦航空全史 第五巻)」 や戦艦武蔵撃沈に活躍した「TBF/TBMアベンジャー」「SBDドーントレス/SBC2Cヘルダイバー」等がお勧めである。

これらの書籍を手元に置けば比島沖海戦の様相や兵器に関する資料が、一通り揃うことになる。大日本帝国海軍連合艦隊最後の組織的海戦を充分に堪能してもらいたい。


  1. 「レイテ沖海戦(歴史群像 太平洋戦史シリーズ)」(学習研究社)
  2. 「【大図解】太平洋戦争を闘った将星たち」(グリーンアロー出版)\1,714
  3. 「図解・空母機動部隊 (コンバットAtoZシリーズ 7)」 (並木書房)\2,000
  4. 「アメリカ海軍機動部隊-英和対訳対日戦闘報告/一九四五- 」(成山堂書店)\8,000
  5. 「日本軍艦史(世界の艦船 第500集)」(海人社)\4,660
  6. 「第2次大戦のアメリカ軍艦(世界の艦船 第337集)」(海人社)\1,600
  7. 「戦艦「扶桑」図面集(Anatomy of the Ship 3) 」(光人社)\5,500
  8. 「大いなる零戦の栄光と苦闘 (日本軍用機戦航空全史 第五巻)」(グリーンアロー出版社)\3,398
  9. 「TBF/TBMアベンジャー」(文林堂)\757
  10. 「SBDドーントレス/SBC2Cヘルダイバー」(文林堂)\757
    (価格は税抜き表示です。)
第2次大戦のアメリカ軍艦 6 戦艦扶桑−図面集− 7 大いなる零戦の栄光と苦闘 8 TBF/TBMアベンジャー 9 SBDドーントレス/SBC2Cヘルダイバー 10


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